b-shock. Fortress

「ドラゴンクエスト3にみるアンチパターン」補足

「商人の街」の何がいけないのか。ドラゴンクエスト3にみるアンチパターン。の続き。
書き漏らしたことが若干あったので、フォローさせて頂く。

元コメント

【○○○○バーク】

そうですね、あれはかわいそうなことをしたと思います。ただ、これも容量不足が招いた悲劇なんです。 本来なら、あの商人は自分たちのパーティーに戻るハズだったんです。ところが、一度パーティーから はずれた商人を覚えておくメモリーがなくなっちゃって、それで結局は置いてきぼりにされちゃったんですね。 ボクとしても、助け出してあげたかったんですけど、メモリー不足だけはどうにもなりませんからね。 納得してください。

元々はこいつへの反論のつもりで書いた文章です。
それにしても、メモリーのせいにすれば済むとでも思ったのだろうか。納得しません。

Ultima

Wizへの言及はあるが、これについてスルーないのが不自然なほどw
忘れてただけです。勘弁してください。もっとも、Wizのほうが圧倒的に遊んでるから印象に残ってたというのはある。

キャラクターが「喋る」ということ。

ドラクエのポリシーとして、登場人物に喋らせないというポリシーがある。 喋らないほうがRPGの本質に近いのは確かなので、この姿勢を支持したいと思う。
ただ、電源系のRPGがいくらがんばっても真のRPGになることはなく、 私見ではそこまでこだわるポイントではないのだけど。

堀井氏が関わったタイトルとしてクロノトリガーがあり、同様のポリシーを持つ。
パーティのキャラがかなり喋る。その相づちとして主人公クロノは、喋らないまでもポーズをとったりするので、 「不自然なほど喋らない変な子」になっちゃってる。喋らないのも良し悪しだな。
本文のほうでシナリオの説得力の話をしたけど、それさえあれば感情移入は可能。プレイヤーが想像したセリフと 大きな齟齬がなければ喋ってもいいと、個人的には思わなくもない。

さて、ドラクエ3には勇者がひとことだけ喋るシーンがあることが知られている。 堀井氏は「仕方なかった」と言っており、おれも別にこれを問題にしてない。
そんなことよりくだんの商人は、シリーズが自ら課したポリシー「喋らない」に、 この勇者のセリフよりもはるかに抵触してしまっている。 喋らされたセリフの中には、ヒロイズムのかけらもないセリフも含まれたように思う。
この商人。プレイヤーの心理としては「自分のキャラ」であるはずなのだけど、そんなセリフを喋らされてしまう。 色々ひどい。

「D&Dのルールブックに書いてあるでしょうに」

ちょっと唐突な感じがするので補足。
旧D&D(現行D&Dから見れば「クラシックD&D」と呼ばれているもの)の入門セット「ベーシックルール」は 「プレイヤーズルール」「マスターズルール」に分かれている。「マスターズルール」は、ゲームマスター (D&Dではダンジョンマスターと呼ぶべきか)の心得、入門的な記事に多くの紙幅を割いている。
実務的なルールではない精神論を重視する姿勢、すごくいいと思う。

堀井氏はドラクエを、「ファミコンキッズにRPGを紹介するソフト」と位置づけていたはず。 その使命から、RPGと名のつくあらゆるものは研究の対象であったと考える。
原初のRPGであるD&D、そのルールブックは当然精読の対象だっただろう。まして当時、D&Dには日本語訳 があった。(まぁ、特にベーシックルールはいわゆる「超訳」だったけどw)
「シナリオづくりに大事なことも結構書かれてたはずだけど、忘れてしまったのかい?」 という意図で書いた一文でした。

散々けちょんけちょんに言って説得力ないけどw、堀井氏が超人的に勉強熱心だったエピソードは 多くあり、実際には尊敬もしている。だから、これを読んでなかったわけはないという話。
その様なクリエイターにも褒められない創作物があるという話をしているだけで、そこは誤解してほしくない。